1999/07/01

           サーフィンとビジネス?
          最初のコラムは不況救済のためのハウツー?として読んで欲しい・・・
                   by Denis!

 私はサーファーでもあるが、趣味で会社員もやっている。
 (こういう事を言うと周りに怒られる・・。)
ここで私は難し
 い事を語るつもりはないが、サーフィンはビジネスのヒン
 トを与えてくれるような気がする ので私なりの解釈で説
 明しようと思う。不況で泣きたくなってる人達のヒントにで
 もして欲しい・・・。

  現在の不況。これは波がない
フラットの状態である。
 多くのサーファーが陸から海を眺め「波がないなあ」 と
 嘆いている状況に等しい。さながら丘でひざを抱えて座り
 込むサーファーは失業者とでも言おうか。 しかし、波がな
いのは仕方がない事でもある。自然の摂理には逆らえないの
だから・・。地域振興券が波を無理矢理起こそうとして投入された人口リーフだとすると、自然の生態系を
無視しているのでやがてその反動がやってくるのではなかろうか?

 そんなフラットな中でも一部のポイントでは波が上がっていて、ラッキーなサーファー達はその恩恵
を受けているはずである。

 今から5〜6年前にやってきた
「バブル」と言う名のセットは多くのサーファーを波に乗せた。
サイズもさ ることながらみごとなオフショアで、初心者サーファーですら波に乗せたのである。
ところがバブルという セットはある日突然の終わりを告げ、沖には多くのサーファーが取り残されて
しまった。彼等は波に乗って 帰ろうとガツガツしてしまったので、途中でスタミナが切れてパドルすら
できなくなり、やがて潮に流され てしまった・・・。

              たまにはこんなフラットの日も・・・。

ビジネスはサーフィンから多くのヒントを得る事ができる。
例えばこうだ。
 波に乗る事をビジネスで成功 する事だとすると、
まず
セットは周期的にやってくるのでこの不況もいつかは好況になる。ただし、波がブ レイクする場所が前と同じとは限らないので、何処でブレイクするかは日々のチェックが大切になってくるセットがやって来た時にうまい具合にブレイク・ポイントに居たとしよう。一つの波には一人しか乗れない (ワンマン・ワンウェイブ)というルールがある。ず〜と波待ちしていたサーファー達はこぞってピークを 取りにパドルを開始するだろう。中にはルールを無視して前乗りしてゆく者が現れたり、セットの初めは何かと忙しい。

 波に乗る者と乗れない者が入り乱れて波はくずれてゆく。
しかし、本当に乗り易い のは実はセットの2〜3本目なのをご存じか?サーフィンのプロもビジネスのプロもこの事をよく心得て いるので、1本目にはあまり乗らないのである。

どんな風にくずれてゆくのか、パワーは?長さは? 
と、 1本目をよく観察してから次のうねりを確実に狙う。そして誰よりも長く、華麗にマニューバを描き、
その ライディングは周囲のサーファー達に語り継がれるのである。と、いった具合である。
もっと以前に、サーフィンがうまくならない人達はなぜなのか?ビジネスで言うと、成功や繁盛しない
のは なぜなのか?その答えは波に乗った事があるサーファーなら簡単に出せるはずである。
うまくならないのは 「波に乗ってやる!」と思っているから・・・。
これを
「波に乗せてもらおう!」と謙虚になると、海の事が 良く理解できて
波に乗せてもらえるコツが分かる。伝説のサーファーや格好いい

サーファーという結果の前 にまず『自分が狙う海』を知る事が大切である。 こうやって考えていくと、
不況っていうのが仕方のない事だと思うでしょ? そんな時はサーフィンに行って 出口を探そうよ! 

                                     

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