ローカルとビジターの問題が各専門誌でも毎度のように取り上げられるようになって久しい。
そのポイントを知ること、大勢で大挙して海に入らないこと、ゴミは持ち帰ることなどなど。
でも、この問題は海の中や浜辺でのことだけではないと思う。
海まで辿り着く途中に出会う軽トラに乗った農家のおばちゃんやおっちゃんも、
通学途中の小学生も、皆そこのローカル。
海のない埼玉に暮らす僕は、都会のビル群を見ながら、
高速道路を100km以上で飛ばして、やがて辺り一面畑に囲まれた道路を通って、海へとやって来る。
地元のおばちゃん、おっちゃん、子供たちにとってはいつも通る生活道路。
僕は、土日の休みにだけその道路を通ってやって来る。
道路に記された最高速度表示を無視して、
少しでも早く海へ着きたいとはやる気持ちから車のスピードはついつい早くなる。
でも、道の途中でローカルと出会ったならば。
法定速度を守りましょうなどと言う気はさらさらない。ただ・・・
ノロノロと走っている軽トラが前にいても、煽ったりはしない。
お互いに安全な距離と速度を保ちながら、追い越すのに安全な場所があれば抜いていく。
通学途中の子供たちが道路脇を歩いていたら、
不安や恐怖を感じさせない速度と距離を保ちながら、通過する。
ごく当り前な事。
我が物顔で、ガンガンにカーステを鳴らして、
間一髪のような僅かな距離間と猛スピードで車や歩行者を蹴散らすように走り去っていく者は、
きっと海の中でも・・・