2002/08/26
ヒ ン ト で ピ ン ト
by Denis!

あ〜もぅなんだよこの人っ! 人っ! ひとぉぉぉぉぉ!

って感じの
夏の海
のボードに、肋骨ムキ出しのガリガリ君とひょろ子の群れが
ドロひとつ、昆虫一匹着いてないキレイな車でやって来る。。
しかも満載で。

気合い入れて朝4時に海着いてみればお泊り組みが結構いたりして。

なんなの一体?

少なくとも6月まではこんなんじゃなかった。。
少なくとも5年くらい前まではこんなんじゃなかった。。


何がきっかけなのか知らないが急激にサーファーが増えたような気がする。

どうも世の中が「不況」になると、金のかからないスポーツはもてはやされるようだ。
どうも世の中が「貧弱」になると、タフなイメージのものがもてはやされるようだ。


仲間が増えるのはいいことだが、
海は決して「恋人はサンタクロ〜ス♪」みたいな唄は流さないし、
一波300円くらいで全員に分け与えられてるわけでもない。
毎年のことだがサーファーにとって7月〜8月の2ヶ月間は戦争である。

普段
コーラすら売ってない浜辺に突如として家が建ち、
目の前を仕切って、頭に
かぶった奴らがハンドマイクでほざき出す。
「ここは海水浴場で〜す。エリア内のサーファーはエリアの外に・・・」 
パンツ野郎には言われたくない。

今年は台風も気まぐれで思い出に残るような波はお届けされていない。
ヒグラシの鳴く中このまま夏が終わるのか??
早く終わってくれ。

俺達にとってベストシーズンは9月からだ。
正確に言うと一般的に始業式が始まる今年は9/2からがそうだ。
この日を境にサーファー人口はめっきり減る。 やったー!

ところがどうだ?
ここ数年そんなに減らないじゃないか。 どうしたことだ。
おかしい。。ガリガリ君共がたくましくなってマジサーファーになる傾向が強い。
これはいかん。

人口密度を減らすにはどうしたらいいか?
政治の世界では税金を上げたり、規制を増やしたりするが、
こんなのが効果を発揮した試しは一度もない。
おテケ相手に吠えたとて、ローカルルールで締め出したところで同じである。

一番の得策は何だろう?
そうだ!
サーフィン=ダサイスポーツにしてしまえばいい。
「お前サーフィンやってんのー?うわっダッサー!」みたいになれば減るだろう。

まずウェットの色を変えよう。
モノクロやダーク系のものから
パステルカラーもしくは原色ものに。
できることなら透明のウェットを流行として崇めよう。

聴く音楽はメロコア
を止めて演歌とかフォーク。それも悲しそうなやつ。
T○BEでもいいや、ボーカルの太り方が効果に輪をかけるぜ。

ヘアースタイルは金髪やめて全員坊主。しかも半端な。
女子の子はおさげ。
髪の毛に
生卵塗り込むのを流行としよう。

車はポンコツのセダンでシャコタン。
マフラーは絶対改造で星型した
タケヤリね。

あっそうそう、最後の決め手は
をかぶろう!
夏の思い出にまぶしく残った奴らの
はとっておきのヒントになっちゃった。


どうだい?これで。。
俺はもーー止めたくて止めたくて仕方なくなってきたぜ♪

回せ。



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