甘かった。

何をどう考えたのか。
日頃から大いばりでテケですと名乗っている私。
無謀にもトリップに行ってきた。

東京都のとある島

初めてのトリップに、どきどきわくわく。
福島はまだセミドライ。
ブーツ、グローブをやっと外した世界から一気にシーガルの海へ！

島では連日頭〜のサイズ。
見た目デカイだけじゃん？って思ったけど・・
入ってみて全然違った。
ホレてるわ、巻いてるわ、パワーも何もかも・・今まで知ってる波と全然違う。
体で感じる初めての力強さ。

デカイ。
世界が違う。
正直怖い。
なんて小さな世界に生きていたんだろう、と思わせるような波。

お前なんて入れねーよ。
怪我するから止めておけや！

・・そんなふうに海に言われてるみたいだ。

３泊４日のトリップの中で、
テイクオフできたのは、たった一度。
いつもだって、５回に３回しか立てないのに！
嬉しくて上が見たくて、顔を上げる。
次の瞬間巻かれた。

しょうがねーな、と”乗らせてもらった”一瞬。

再び波待ち。
セットを乗り越えようとパドルしたが遅すぎて、くらって巻かれ引きずり込まれた。

体が海底に当たり目を開けると３６０°、どこまでも透明な青い世界。

海底を蹴って、真っ青な世界から海面まで１秒ちょっと。
その長い１秒ちょっとで考えた。

そう遠くない未来、もう一度来て、この波乗らせてもらおう。
そう、テケは卒業してやる。
この波に乗れるサーファーになりたい。


”この波に乗ることが目標！”