サーフィン@マガジン サーフィン初心者講座
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オリジナルのサーフボードを作っちゃおう!


2010年夏、中国の好景気に乗って大量の中国製ボードが販売されています。品質は向上しているといいますが、やっぱり本気でサーフィンやってる人達が作ったオーダーボードにはかなわないわけです。サーフボードオーダーはどこのショップでもやってますが、今回はサーフィン@マガジンのリポーター9℃君のお店に協力してもらってオーダーの流れを特集してみました。意外に簡単♪今年こそマジックボード!オリジナルデザインで作ってみましょう。

受付  
受付はいつでもOK。サーフィン行ったついでに相談もいいけど、事前に電話してから行った方が時間空けて待っててくれるのでいいですよ。   どんなボードが欲しくてどんな感じでサーフィンしたいのか要望を聞きながら制作するボードを決めてゆきます。


試乗用サーフボード   カラーサンプル
とは言っても口頭では難しいときは、お店にある試乗用のボードを借りて実際に乗って確かめます。20本くらいあるので、この中から乗り易いな~と思った2~3本を探し出せばOK   サーフボードのスペックが決まったら今度はデザイン。ロゴマークの色や、ボードのデザインなんかの要望をここで決めます。サーファーズサポートの色揃えはおそらく日本一だと思います。



例えばどんなの作ってるかというとですね↓


大型プリンターでイラストを出力してグラスの下に敷き込むので細かい模様もばっちし!スクリーントーン並 自作デザインも何でも持ち込めますので本気でオリジナルボードが作れます。 こんな可愛いのも作れます。著作権絡んでるデザインは気をつけてね。 「こんなの作りたい!」というイメージ伝えれば9℃君ほかデザイナーさんが作ってくれるかも。相談してみて 全面ブラックボードとかも作れるわけですよ。もちろんレールにカラーも入れられますので完全自由!



でわ、実際にどうやって作られてゆくかといいますと・・・


 
これがシェイプマシーン。9℃君がヨーロッパまで行って輸入してきた日本に数台もないオートメーションマシンです。かなり高性能で3Dで設計図を書き出して数ミリ単位で削りだしてゆきます。   削り上がったのがこちら。マシンシェイプと言っても仕上げはプロのシェイパーの手によってキッチリ仕上げられるわけです。ここでプロが仕上げるか、素人が仕上げるかで大きく差がつきます。

9℃君のところで使ってるフォームはWXPSとepsでした。WXPSは今までの普通のフォーム(原材料)に比べて浮力と強度(しなっても折れにくい)を格段に向上させたサーフボード用に開発されたフォームです。eps(エポキシ樹脂)で作るときは浮力はあるけどしなりに弱くなりがちなので、pcvストリンガーと組み合わせて制作しているようです。こういうアドバイスを受けられるのもオーダーならではです。フォームとストリンガーの組み合わせはとっても重要ですから。


 
最終的な仕上げシェイプはこのシェイプルームで行います。ボードの歪みなどがないかチェックするために独特の照明位置なわけです。1日に1本仕上げられるかどうかの繊細な作業です。これが数部屋あります。   仕上げシェイプが終わったら最後はラミネート。グラスファイバーを載せて硬化樹脂を丁寧に塗ってゆきます。素人がやるとここで気泡が入るんです。(中華ボードはそれが多いんですよね~)



ところでみなさん、ストリンガーって何だか知ってますかー?

 
ストリンガーというのはこれ。サーフボードの真ん中にある木の棒です。フォームの「しなり」に耐える為に挟み込んだバルサ材の補強材です。昔はただの発泡スチロールだったので折れまくった末に産まれた苦肉のテクだったわけです。   ストリンガーも進化してまして、現在ではバルサ材に変わってPVC(ポリ塩化ビニール)ストリンガーが主流になりつつあります。強度に増してしなり方も優秀で、カラーも豊富なことがその理由のようです。写真は黄色ですが、例えばこんな感じ↓


  
数年前から流行ってるエポキシボードにはストリンガーが無いものも多いですけど、できればあった方がいいんです本当は。当初は「折れない」と言われていたエポキシボードですが、実は折れるときは折れますんで。しかも真横にバコッ!と折れることが多いです。ストリンガーが入ってればそんな心配も減少します。



これは「パラボリック」という名称のストリンガー。サーフボードの中央ではなく、レールに沿って両側にストリンガーを挟み込んだタイプ。構造的に強度は単純に2倍ではないと思いますが新しい技術として期待されています。レールあたりを掴んでテイクオフしちゃう人なんかには凹みにくくていいんじゃないかな~



じゃーん! 完成するとこんな感じです

  

ちなみに納期は約45日です。早くできあがる時もあるのですが、シェイパーは職人なのであまり急がすと嫌がります。大工さんと一緒ですね。この辺は注文者が余裕をもって依頼された方がいいと思いますよ。それから、ラミネート樹脂は乾燥した場所で10日ほどは置いておいた方がより硬化します。できあがってすぐに乗るよりは少し置いておいた方が良いです。

お値段はデザインにもよりけりですがショートボード1本10万円前後です。発注時に手付けで3万円ほど現金で預けておいて、引き渡しの時にその3万円は返金されます。支払い方法は一括払いでもよし、分割でもよし。各種クレジットカードが使えるのでポイントも貯められますね。

この夏、あなたもオーダーしてみては?

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