Q. 低気圧はサーフィンにとって重要! 

 地球上で頻繁に吹きまくるこの「風」が海上で吹くと波が発生します。一見、下降気流

 の影響で高気圧からうねりそうにも見えますが、実はうねりの多くは低気圧から発生し

 ているんです。よく、台風が来ると波が来るといいますが、台風はもともと低気圧です。

 風は高気圧から低気圧に向かって吹いているのに、なんで低気圧から波が発生するの

 かと言いますと
風の吹き込み方に原因があります。


          

 地球上の北半球と南半球では向きが逆ですが、高気圧の風は「内から外」に、低気圧の
 風は「外から内」に吹き込みます。低気圧の中心付近は、激しい上昇気流の影響で波も
 押し上げられて海上で荒れます。この風の影響でできた波を「風波(かぜなみ)」といい、
 その風波が波紋上に広がってゆくのを「うねり」といいます。


  


 
風波も乗れないことはないのですが、必ずと言っていいほどその上空には強風が吹いて
 いますので、サーフィンに適した波とは「うねり」のことになると思います。サーファーにとって
 低気圧はありがたい存在なのです。             

 

 BACK