潮目が変わった

今年に入って潮目が変わりましたね。大潮の時のハイタイドからロータイドに一気に変わるときみたいに。

今まで見えなかった危険な岩場とかが見えてきて「へーこんな感じだったんだ」と感心する傍ら、そこに安住していた生物たちは潮だまりに取り残されて、「そのうち満潮になるだろう」なんて暢気に待ってるような感じです。

このきかっけはみなさんご存じの新型コロナウィルスによる肺炎騒動です。「たかが肺炎じゃないか」と思って楽観視してましたが、何が怖いって感染してから死に至るまでのスピードの速さ!1ヶ月で死んでしまったら何も終活できませんわ。

まー今のところサーフィン関連には影響は無さそうですが、サーフィン業界はそれでなくとも経済的事情から若い人達のサーフィン離れが加速しており、唯一の望みは今年の夏に行われるオリンピックのサーフィン大会が盛り上がるかどうかにかかってます。

これで盛り上がれなかったらさらにサーフィン人口は減少し続け、海には40代以上の中年おじさんしか居なくなるでしょう(笑) あいや、笑い事じゃないかも・・・。サーフ業界の高齢化が進んだ場合、海上はおじさんだらけのカオス状態になるんだなぁ・・・もう全然格好良くないしゴルフみたいになっちゃうかも?

ということでサーフ業界のみなさんは「若者」から「中年」へシフトしていかないと商売としては成り立たない状況に陥ると思います。これが大きな潮目。

二番目に大きな潮目は分母が限りなく少なくなってくるということ。かつて100万人いるとされていたサーフ人口はもしかすると10万人くらいしかいないかもしれません。誰も正確にカウントできないので何とも言えませんが、そもそもの100万人という数字も結構アバウト。

スクーバ人口よりは多いけど、スノーボード人口よりも少なさそう・・・そんな印象受けてます。そんな分母の少ない中での集客合戦なのですから、数より質で勝負しないと確実に負けます。この「質」の意味を正しく理解できていないところは潰れてしまうでしょう。それこそ潮だまりに残された~ですね。

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