お盆サーフィンのおもひで

サラリーマン時代、お盆は連泊しながらサーフィンできる唯一のチャンスであり貴重なホリデーだった。とは言えお金は無かったので海外に行くことも無く、近場の千葉とか茨城で車中泊しながら朝から晩までサーフィンしてたもんだ。

サーフポイントが広範囲に広がる千葉は湘南みたいな芋洗い状態になることは稀なのだけど、同じ事を考えてるサラリーマンサーファーはたくさん居るわけで、波がキレイにブレイクしてるポイントはやっぱりごった返してしまう。

当時は波情報アプリなんか無いのに天気図だけ読んでピンポイントで集まるんだから当時のサーファーの波を読む力は半端なく上手かったんだと思う。

夏のサーフパラダイス茨城!

夏は主に南風が強く吹くので日が昇り始めたらオンショアでグチャグチャになってしまうので、日の出と同時に入って風が吹き込む8時くらいまではベストコンディションになる。5時から8時までたっぷり3時間乗りまくったらクタクタだ。

なので前日の夜に天気図とにらめっこして緩いオフショアになる場所を予測し、日の出前にそのポイントに移動するわけだ。

南房総にも南風でオフショアになるポイントは千倉とか御宿の一部とかあるけど、ローカルは漁師で強し、ポイントは狭いから下手っぴな俺たちは乗れないので避けた。

そこで通いまくっていたのが茨城だ。冬は寒すぎて絶対行かないエリアだけど、夏の南風がオフショアになって日中もずっとサーフィンができ、なおかつ人も少ないので最高のサーフポイント。神奈川のサーファーは千葉までは来るけど茨城まで行くとなると必泊になるのでよほどのことがない限り来ないので本気で空いてる。

茨城のサーフポイントは南から「鹿嶋」「鉾田」「大洗」と三大エリアがあるけど、お勧めは磯山さやかの故郷「鉾田」。T字型のサンドバーが20本以上あってどこでもキレイな小波がブレイクしてる。

どこが入口だか判りにくいから最初の頃は大変だけど、覚えてしまえば逆に誰もいないポイントで独占状態でサーフィンできてしまったりする。(誰もいないから車上荒らしも多いので要注意)

帰りに、にんたまラーメンかはまぐり定食(今はちょっと)を食べて、道の駅でメロン買って帰るのが定番だった。メロンが安いんだよ。

まーほんと、遠征しただけの元は充分取れるほど最高にいいサーフィンタイムがおくれることは間違いないんだけど、唯一の難点は水が冷たいこと。夏だから~と油断して海パン一丁だけしか持って行かないと後悔するくらい冷たい。最低でもスプリングくらいは必要。

最近の茨城の波がどんなだか知りたい人はWAKのブログ見るといいよ。毎週のように鉾田行ってるみたいだから。この画像はWAKのブログから引用した。