この時の波のサイズは最大でオーバーヘッド
 この大会の会場となるプラヤ・ド・ローザ(バラのビーチ)はサンパウロから南へ1000km
 フロリアノポリスという都市からさらに南に車で100km。(地図はココをクリック)
 冬になると最大20ftのパーフェクトライトが岬の先端からブレイクを見せる、ブラジル
 でも屈指のBigエリア。あのワイメアライダー/ブロック・リトルや今は亡きマーク・フー、
 そしてマウイのジョーズ50ftを滑れるレアード・ハミルトン達が来るというスペシャルな
 エリアなのである。
  ちなみにブラジルは春になったばかり。日本の4月〜5月前半といった感じ、水温も
 15度〜17度前後でもちろんFULLが必要なのだが、トランクス1丁でSurfingする奴がいた
 のにはさすがに驚いた。

     【Praia Do Rosa in Brazil】
     20ftまでクローズしないビーチ、この波を見たら理解できる気がする。
     サンパウロから1100km南下、水は南極からやってくる‥。



 さて、トライアルラウンドで目を引いたのは地元ブラジリアンのサーフスタイル。
 ピクルータ・Sや昨年2位のマルセロに代表される、スピーディーで大きいマニューバレンスな
 ライディング、無名ではあるがここの波を自在に乗りこなすローカルサーファー達である。

   【99 OXBOW WLC Champion】
   昨年のオーストラリアでのチャンピオン「コーリン・マクフィリップ」
   マニューバレンスなサーフィンを得意とするが、今回は波に恵まれず3rd。



 実際、32名のT-ラウンドに16名がエントリー、2ndラウンドにこの内11名が残り、結局
 32名から本戦勝ち上がり8名の内6名がブラジリアンという、この国のサーフィン層の厚さを
 感じさせた結果となった。

      ハワイの中で、今最も乗れている、ボンガ・パーキンス。
      彼もこのマッシーな波に手をやいていた、9th。



 この後3日間は波が小さく、10/5に本戦ラウンドがスタート。
 波のサイズは最大セットで頭チョイと少し物足りないコンディションながら、この日デヴィッド
 木下が4ヒートに出場し見事1位で通過。期待されていたショーロク/ヨッチ/アシザワ/テツオ
 /ユージは本来のサーフィンが出来ず初戦敗退という結果‥。

   【日本代表】   ↑デヴィド・木下
   WLC2000ではトップ16入りを果たした。
   2001からいよいよWQS/WCTがスタートする。


     ショウロク(↑)は惜しくも予選ラウンド64で敗退‥。



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