●4th day/昼休みはバレーボール?それともサッカー? |
朝早く目が覚めたので、部屋の外にあるイスに座って、文庫本を読んでた。
すると竹箒の音が近づいてくる。毎朝の掃除だ。彼は、あいさつ以上の英語を話せないらしい。
でも身振りで、飲み物をくれると言う。つまり椰子の実をとってくれるらしいのだ。ついて行くと、
どこかに隠してあった菜切のような包丁を取り出してきた。それを口にくわえて、器用に椰子の
木に登る。あっと言う間に椰子の実を取り、降りてくる。そして包丁で切り込みを入れ、
穴を開けてくれた。うっま〜い!これぞリゾート、最高の目覚め!!
午後。お気に入りのポイントにドーニーで向かう。でも辺りはほの暗い。
船尾から空を見上げると、ゲッ、空にカーテンが出現。
突然のスコールでドーニーの中は一面灰色。
な〜んにも見えなかった・・。
あまりに激しくってスコールが降ってるところと降ってないところの境界線が、
カーテンみたいに見える。そしてそのカーテンはドーニーに向かっていて、あっという間に
追いつかれた。とにかくすっごい雨で、何も見えない。ポイントがどの方向なのかさえも、
分からなくなってしまったらしい。結局、スキッパーのシルキーの判断でロヒフシに引き返した。
でもドーニーの中では、ちょっとしたパーフェクト・ストーム状態を楽しんでいたんだけどね。
島に帰ってくると、もう空は晴れてた。
一緒にドーニーで戻ってきたジン君たちは、バレーボールをしに行くと言う。
私たちも、様子を見に行くことにした。
みんなでバレーボール!
コテージの裏手にバレーボール・サッカー・テニスのコートがある。
ホテルの従業員たちが、ランチとディナーの間のなが〜い昼休みに、それぞれ楽しんでいた。
さっそくバレーボールに加わる。体育の授業といったレベルだけど、たっのしいっ!
この時、みんなが使っていた言葉で一番印象にのこっているのは「マ〇グリガエシ(モルジブ語)」。
これって、どういう意味???ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。
●5th day |
午後。違うポイントにも行ってみようということで、他のドーニーに乗った。
レギュラー・ポイントに入ってしばらくしてから、またもや雨雲がやってきた。
一面の激しい雨で、周囲は水墨画の世界。セット間隔が長い上に、
風がびゅー・びゅー・びゅーくらい吹いてて、サイズもそこそこ。
欲求不満状態の私は、リゾートに帰ってから、速攻でパドルアウトのポイントへ。
あっちゃ〜!すっごいサーファーの数。モルジブ到着以来、最多サーファー数を記録!!
ドーニーで行くポイントはどこも風が入ってたから、み〜んな、ここを狙ってたんだ。
一番左がスキッパーのシルキー。
ボードを積むんだけどいつも文庫本を読んでいて
結局波乗りしたとこ見なかった!!
夜。リゾートに滞在している土屋さんの知り合いで、
ボート・トリップしている日向のローカルたちが上陸するというので、飲み会に参加。
みんな、いい年(どう見ても40以上)なんだけど、
嬉しそうにモルジブや日向の波について語ってた。
良いな〜、私もああいう風に波乗りとなが〜く付き合いたい。
「明日があるから」と、2時間飲んでボートに帰って行った。
ここはリゾート、ベッドメイクは花付き。。
●6th day |
午前。ドーニーに乗ってお気に入りポイントへ。
でも朝からずっと風が吹きっぱなし。うねりと風の向きが合わずに、波がねじれてる。
テイクオフのあと、ボトムを見つけられない・・・(;;)。
午後。昨日の夕方、パドルアウトのポイントが良かったことから、ドーニーに乗らず、
夕方、そこを狙うことにした。ririkoちゃんと島内をブラブラして、ウィンドサーフィンの貸出しを
したり乗り方を教えたりしているトゥッシーと、ちょっとおしゃべり。
彼はスリランカンで、観光立国のモルジブに出稼ぎに来てる。
ショルダーの張ったグーフィー。真中にサーファーがいるの見える??
クリックすると拡大画像が見れます。。
ホテルの中で仕事をしているのは、もちろんモルディヴィアンなのだが、
ドーニーのメンテナンスやバックヤードでの洗濯といった仕事をしているのは、
スリランカンが多いらしい。数ヶ月、もしくは年単位で滞在し、
スリランカに帰るのは、ホントにたまにしかないみたいだった。
その後、ポイントであったキッズ・ボーダーたちに話を聞いてみると、
ほとんどが自分のボディ・ボードを持っていた。
マーレに行けば、100〜150米ドル程度でHOT BUTTERDのニューボードが手に入ると
教えてくれた。MANTAは、モルジブでも高くて250〜300米ドル位と言う。
私が使っているMANTAのボードをうらやましがってた。
さすがにサーフボードはセカンドユースじゃないと、手が届かないらしいが・・・。
これまでに行ったバリ・ロンボク・スリランカに比べて、経済的な豊かさを感じる瞬間だった。