th day/昼休みはバレーボール?それともサッカー?

朝早く目が覚めたので、部屋の外にあるイスに座って、文庫本を読んでた。
すると竹箒の音が近づいてくる。毎朝の掃除だ。彼は、あいさつ以上の英語を話せないらしい。
でも身振りで、飲み物をくれると言う。つまり椰子の実をとってくれるらしいのだ。ついて行くと、
どこかに隠してあった菜切のような包丁を取り出してきた。それを口にくわえて、器用に椰子の
木に登る。あっと言う間に椰子の実を取り、降りてくる。そして包丁で切り込みを入れ、
穴を開けてくれた。うっま〜い!これぞリゾート、最高の目覚め!!


午後。お気に入りのポイントにドーニーで向かう。でも辺りはほの暗い。
船尾から空を見上げると、ゲッ、空にカーテンが出現。

             
             突然のスコールでドーニーの中は一面灰色。
             な〜んにも見えなかった・・。



あまりに激しくってスコールが降ってるところと降ってないところの境界線が、
カーテンみたいに見える。そしてそのカーテンはドーニーに向かっていて、あっという間に
追いつかれた。とにかくすっごい雨で、何も見えない。ポイントがどの方向なのかさえも、
分からなくなってしまったらしい。結局、スキッパーのシルキーの判断でロヒフシに引き返した。
でもドーニーの中では、ちょっとしたパーフェクト・ストーム状態を楽しんでいたんだけどね。


島に帰ってくると、もう空は晴れてた。
一緒にドーニーで戻ってきたジン君たちは、バレーボールをしに行くと言う。
私たちも、様子を見に行くことにした。


 
みんなでバレーボール!


コテージの裏手にバレーボール・サッカー・テニスのコートがある。
ホテルの従業員たちが、ランチとディナーの間のなが〜い昼休みに、それぞれ楽しんでいた。


さっそくバレーボールに加わる。体育の授業といったレベルだけど、たっのしいっ!
この時、みんなが使っていた言葉で一番印象にのこっているのは「マ〇グリガエシ(モルジブ語)」。
これって、どういう意味???ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。

th day

午後。違うポイントにも行ってみようということで、他のドーニーに乗った。
レギュラー・ポイントに入ってしばらくしてから、またもや雨雲がやってきた。
一面の激しい雨で、周囲は水墨画の世界。セット間隔が長い上に、
風がびゅー・びゅー・びゅーくらい吹いてて、サイズもそこそこ。
欲求不満状態の私は、リゾートに帰ってから、速攻でパドルアウトのポイントへ。
あっちゃ〜!すっごいサーファーの数。モルジブ到着以来、最多サーファー数を記録!!
ドーニーで行くポイントはどこも風が入ってたから、み〜んな、ここを狙ってたんだ。








 一番左がスキッパーのシルキー。
 ボードを積むんだけどいつも文庫本を読んでいて
 結局波乗りしたとこ見なかった!!





夜。リゾートに滞在している土屋さんの知り合いで、
ボート・トリップしている日向のローカルたちが上陸するというので、飲み会に参加。
みんな、いい年(どう見ても40以上)なんだけど、
嬉しそうにモルジブや日向の波について語ってた。
良いな〜、私もああいう風に波乗りとなが〜く付き合いたい。
「明日があるから」と、2時間飲んでボートに帰って行った。

 ここはリゾート、ベッドメイクは花付き。。

th day

午前。ドーニーに乗ってお気に入りポイントへ。
でも朝からずっと風が吹きっぱなし。うねりと風の向きが合わずに、波がねじれてる。
テイクオフのあと、ボトムを見つけられない・・・(;;)。


午後。昨日の夕方、パドルアウトのポイントが良かったことから、ドーニーに乗らず、
夕方、そこを狙うことにした。ririkoちゃんと島内をブラブラして、ウィンドサーフィンの貸出しを
したり乗り方を教えたりしているトゥッシーと、ちょっとおしゃべり。
彼はスリランカンで、観光立国のモルジブに出稼ぎに来てる。


ショルダーの張ったグーフィー。真中にサーファーがいるの見える??
クリックすると拡大画像が見れます。。




ホテルの中で仕事をしているのは、もちろんモルディヴィアンなのだが、
ドーニーのメンテナンスやバックヤードでの洗濯といった仕事をしているのは、
スリランカンが多いらしい。数ヶ月、もしくは年単位で滞在し、
スリランカに帰るのは、ホントにたまにしかないみたいだった。


その後、ポイントであったキッズ・ボーダーたちに話を聞いてみると、
ほとんどが自分のボディ・ボードを持っていた。
マーレに行けば、100〜150米ドル程度でHOT BUTTERDのニューボードが手に入ると
教えてくれた。MANTAは、モルジブでも高くて250〜300米ドル位と言う。
私が使っているMANTAのボードをうらやましがってた。
さすがにサーフボードはセカンドユースじゃないと、手が届かないらしいが・・・。
これまでに行ったバリ・ロンボク・スリランカに比べて、経済的な豊かさを感じる瞬間だった。




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