ハワイサーフトリップ最終日｜サーフィン＠マガジン

HAWAII SURF TRIP REPORT
2004年5月7日～6/6までの1ヶ月間。オアフ島ワイキキを中心にサーフトリップに行ってきましたのでその様子を絵日記風にまとめてご紹介させていただきます。

　帰国の日も近づいて・・

体は真っ黒、髪の毛マッキンキン
こんな生活もあと数日かと思うと寂しくもなる。今を精一杯生きようということで波乗りにも気合が入るわな。体もたくましくなって来た時のヒキコモリからは完全に脱している。数年前に裸体を見られ「おまえダンシングベイビーみたいだな～」って言われた時は死のうかと思ったが、今回「んーサーファーらしくなったぜ」と褒められひとまず安心。心置きなく日本に帰れるというものだ。

一人寂しく空港へ向かった
くる時も一人なら帰るときも一人さ。
思い出を残して空港へ向かうと俺を運ぶJAL機が待機してた。
「お～俺のハワイサーフィントリップも終わりなのかー・・」
なんてちょっとおセンチになってしまいました。

搭乗してがっくり。。
隣にアホヤスみたいのが座ってて息が臭い。
ココナッツ臭漂わせてかわいいおねーさんと７時間のはずがとんでもねー無口な７時間で終わった。しかも後ろはご老人でリクライニングできないありさま。参った参った。

さよなら俺のオアフ島・・
ホノルル空港を離陸する飛行機の窓から海が見える。

何てきれいな青い海なんだろう・・

島からどんどん離れて雲より高く昇ってゆく。
長いようで短い俺のハワイ滞在30日が終わった。
ディスニーランドに海がくっついいたようなこの場所で過ごした毎日は
俺の中で貴重な思い出として心に刻まれた。

日本に帰って早速海へ入った。
ウェットを着て晴れてはいるが冷たい海でパドルをして思う。
「あーこんなの海じゃない・・」
怒られちゃうかもしれないけど本音のところそんな感じだ。

ある人に、「お前は本当のサーファーじゃないからあまり波の事を語るな」と言われたことがある。意味が分からなかったが帰国してちょっぴりだけ分かったような気もしないでもない。

俺が日本で８年間乗ってきて「いい波だ」と自慢してきたベスト３くらいは今回のトリップできれいに塗り変えられてしまったと思う。それは決して大きさじゃないんだなーと痛感すると同時に、世界にはもっとヤバイ波が待ってるんだろなーとも思った。だってワイキキだよ？ハレイワ、マカハ、ノースショア・・そんなのに比べればうんこみたいな場所だけど、でも俺の過去はそのうんこみたいな波に負けちゃったんだから・・。

世界を遊び場にいい波を求めて旅を続けるサーフトリッパーに俺の言葉はあまりにも軽過ぎた。
今回の旅を基点に、遅咲きながら世界へ向かおうと決心。旅先で出会った多くのサーファーの格好いい生き方に大いに魅了された今回のトリップは俺の人生の中でとても有意義だった。

今度は何処に行こうかなぁ・・・自分らしく好きなように生きよう！
たった１ヶ月じゃアロハスピリッツなんて分かりゃしないがビビッとくるものを感じたよ。
答えなんてないんだろきっと。行った先々でいろんなことを感じるのが「旅」なのかな・・。
だとしたら素晴らしいね「旅」って。

ハワイばんざ～い！　みんなも行きなー

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