サーフィン時のゲティングアウトのコツ
ぱっと見、サーファー達は適当な場所からゲティングアウト(パドリングして沖へ出ること)してるように思えますが、実は潮の流れを上手に利用して最低限の体力でゲティングアウトしています。この方法を覚えると初心者でも比較的簡単に沖に出ることができますが、ある程度のパドル力がついてからでないとこの潮の流れから抜け出られなくなったり、帰ってくることが難しくなったりしますので注意しながら利用しましょう。
離岸流を利用して沖へ出ています
「りがんりゅう」と読みますが聞いた事があると思います。そうです、夏の海水浴シーズンにこの離岸流にさらわれて沖へ流れてしまうアレです。一般的には悪いイメージの離岸流ですが、その仕組みを知ればサーファーにとっては心強い味方でもあるのです。
離岸流はなぜ発生するかというと仕組みはいたって簡単です。海岸は平らに見えますが、浅い場所もあれば深い場所もあります。打ち寄せた波はその深い場所に流れてゆくわけです。まず海に向かって横方向の深い場所に流れ、その後沖に向かった深い所に流れてゆくわけです。この沖へ向かうときの流れが離岸流になります。
離岸流のことをサーフィンではチャンネルと呼びます。このチャンネルは海をじっくり見てると自然に分かります。チャンネルの場所は1ヶ所しかない時もありますし、複数箇所に別れているときもあります。サーファーは着替えたり、砂浜で体操しながら実はこのチャンネルを探していたりします。
チャンネルを使って楽に沖へ出よう!
チャンネルは岸から沖に向かって川のように流れてますので、流れから出たい時は横方向に移動すると流れから出る事ができます。
ただし、このチャンネルの幅は数m程度のものから大きいと数十mのものもありますので注意が必要です。絶対にやってはいけないのは、流れに逆らって移動することです。これは川の流れに逆らって昇るようなものですので、とても体力を消耗してしまいます。
離岸流はチャンネル サーファーの強い味方